語学学校での嬉しい事件

私がマレーシアで2ヶ月通っていた語学学校の学生の中に、アルジェリアの中学で教員をしていた方がいました。
ある日の休み時間に、アルジェリアと日本の学校の労働状況の違いについて話していました。周りにいた学生も興味を持って話に参加してくれました。
最終的にはクラスの先生も参加して、日本と海外の学校の休日や部活事情について、各国の考えや感覚を共有することができました。

その話し合いの要約をまとめました。
ここでは名前代わりに国籍で書いていきます。

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ソラ「ところでアルジェリアで先生やってた時、週末ってどう過ごしてたの?」

アルジェリア(元教師)「1日は採点とか授業の準備とかで過ごして、もう1日は家族や友達とかと過ごすの…。退屈でしょ…?」

ソラ「いやいや…なんて素晴らしい休日なんだろうって思うよ…。知ってるかな、日本の先生は土日の休みはほとんどないんだよ」

韓国「…え?なんで休みがないの?週末も授業があるの?」

ソラ「日本の学校には”部活”っていう文化があって、ほとんどの生徒と先生はそれに参加することになるんだ。大抵の先生は、部活を指導するから、土日も学校や遠征に行くんだよ。夏休みだって、教師になった周りの友人は大体一週間くらいしか休めていないよ」

イタリア(クラスの先生)「え…?」

ソラ「基本的に、休みを確保することは難しいみたいだ」

イタリア(クラスの先生)「そんなの、ロボットみたい。休まなかったら、体は壊れるでしょう。」

サウジアラビア「え…待って、それってさ、もしかして先生だけじゃなくて、生徒も休めないんじゃない…?」

ソラ「実はそうなんだ。部活によるけど、自分が中学生の時は月に1回休みがあるか無いかだったよ」

イタリア(クラスの先生)「あり得ないッ!!!…(頭を抱える) …ところで、生徒はどれくらい学校にいるの?」

ソラ「生徒によるけど、7時か8時から17時か18時までが一般的かな」

サウジ「うおおマジかよ!俺の所は8時から13時までだぞ!」

イエメン「俺も大体それくらいだった」

韓国「それは短い…笑」

イタリア「え、でもその17時や18時に帰るのは生徒に関してだよね…?ところで、先生はどれくらい学校にいるの?」

ソラ「これも先生によるけど、先生になった友達は7時前後から始まって、だいたい21時とかまで学校にいるかな。」

アルジェリア「なんでそんなに学校にいないといけないんだ…。あれ、ちょっと待って、そんな生活で、家族との時間はどうするの?ボーイフレンドやガールフレンドとはいつ会うの…?つかそんなおかしい状況だったら皆文句言うでしょ」

ソラ「それがそもそも、ほとんどの教員はこれがおかしいということに気づいていないんだ
と思う。皆これが普通だったから」

イタリア「もしあなたがそれに対して、職員会議でそれを訴えたら、周りの先生はどう思うと思う…?」

ソラ「うーん…難しい質問だ…。あくまで自分の予想だけど、30%か40%の先生は同意しないと思う」

イタリア「…ということは、残りの先生はサポートしてくれる…?」

ソラ「いや、違うと思う。残りの先生は意見を言わないか、もしくは意見を持たないと思う。」

イエメン「それ、聞いたことある。日本人は、意見を表現する能力に欠けているって…」

サウジ「これが日本の風潮なんだよね」

イエメン「日本人は人権っていうことを知らないの?教わらないの?」

ソラ「十分ではないと思う。少なくとも職員室で自分の権利を主張することは、基本的に難しいって聞くよ。」

イエメン「でもこういうことにソラは立ち向かっていったとしても、恐れる必要はないよ。ここにいる皆はサポートしている。直ぐには変わらないかもしれないけど、いつかは良くなるって信じてる。」

イタリア「あなたはこの心強い国際的なチームの一員で、支えられているんだよ。きっと変えられるはず。」

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繰り返しますが、これは、日本で起きた話し合いではありません。
日本の職員室でさえ、こんな議論がされることがあるでしょうか。

遠い異国の地マレーシアでかつ、その空間には日本人は私以外いませんでした。
国籍も文化背景もバラバラです。

しかし彼らは私の心からの訴えを、心から受け止めてくれました。
この事実を多くの人に知ってほしいと思い、まとめました。

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また、この記事と同文のツイートをしています。
多くの方に読まれています。コメント等も、合わせてご覧頂けたらと思います。

SORA Written by:


10 Comments

  1. 匿名
    2017年11月11日

    日本人だけの話し合いではないからこその意見とも言えますね
    日本人はこの環境に(あまり言いたくありませんが)慣れているのでこの発想すらない人も少なくないでしょう
    勤勉に働くことはとてもいいことだと思います、悪いのはその勤勉さを都合よく利用されていることですね

    わたしは今までずっと教員になって授業をすること、生徒と仲良くなることが夢でした
    しかし、大学で教職の授業を受けながらこうした実態を知った今、教員になるか否かとてもとても悩んでいます

    わたしは教員になるよりも以前に、わたしの家族を作り、ともに時間を過ごしせる家庭を夢みています。教員には、それは、難しいようにしか思えません

    わたしの夢の両立は、現在の日本では不可能であると言われているようなものです、、、

  2. 匿名
    2017年11月13日

    こちらのお話を嬉しい気持ちと羨ましい気持ちで拝見させて頂きました。
    私は数ヶ月前、7年近く務めた保育園を退職しました。
    表立っては寿退社という形での退職でしたが、本当の理由は別のものでした。
    何年にも渡って行われない職員への面談。
    「有給が取りやすい」と謳いながら子どもの居ない職員は病気で倒れない限り有給を取れない職場の雰囲気。
    当たり前にあるサービス残業&持ち帰りの仕事。etc…
    私自身、最後くらいそれに抗おうと恐怖心を抱きながらも有給消化を申請しようと試みようとしましたが「私だって取れなかった」「拾ってもらった身なのに恩を仇で返すのか」と言うような上司からの威圧に耐えかね断念しました。
    私にも一人だけ応援してくれる同僚が居ましたが、その人にも迷惑を掛けるのではないかと思うと不安でいっぱいでした。
    声を上げる事すら許されない日本の職場環境はどうかしていると思います。
    SORA様のように「それはおかしい」「応援するよ」と支えてくれる人が多く居るこはとても力強い支えだと思います。
    この投稿の考えが多く広がってくれることを切に願っています。

  3. 匿名
    2017年11月13日

    福岡では土曜日に県大会の決勝に有無を言わせず全校応援…それが新聞に自慢気に掲載されます。それを見た他の学校は試験前の土曜日に、やはり県大会の決勝の応援を企画してます。福岡は全く風は吹いていません。どうしたらいいのかわかりません。

  4. 匿名
    2017年11月15日

    英文が中学生の宿題レベル
    本当にこいつらは実在するの?

  5. SORA
    2017年11月15日

    1件目の匿名の方
    コメントありがとうございます。
    その悩み、大変共感致します。このソラとしての活動の大きな原動力に、この現状のままでは自分の将来設計が理想と大きくかけ離れたものになってしまうということが挙げられます。
    道は大きく2つあり、1つは教員以外の職で家庭を持つこと。もう1つは、この現状を少しずつ変えるように働きかけ続けること。難しくとも、私は後者を選択したいと思いました。
    もしどちらの道を選んだとしても、何かお互いに情報共有をしていく中で、共にメリットを享受できる関係になれたらと思います!
    今後ともよろしくお願い致します。

  6. SORA
    2017年11月16日

    2件目の匿名の方
    コメントありがとうございます。
    本当にお辛い経験をされたのですね…
    職員一人一人が有給をとることを、悪いこと、非難されるべきことと認識しているのでしょうね。
    それがひいては、風潮として無言の圧力のようになるのでしょう…。
    保育園も広いくくりで見れば同じ教育関係の仕事ですが、これは共通した風土があるのでしょうか…。

    ちなみにマレーシアの語学学校でのケースですが、先生が体調不良の為や、旅行のために休暇を取ることが、日本と比べたら多くあったように感じます。
    それにも対応できるようにか、クラスに対して先生の人数が多いなと思っていました。
    こうした背景があってか、困った時はお互い様という職員の風土に繋がっているのではないかと予想します。

  7. SORA
    2017年11月16日

    3件目の匿名の方
    コメントありがとうございます。
    全校応援という名目をつけてしまうと、行かない生徒がいたとして、応援に行った生徒や選手から「なんでこなかったんだ?」と非難の目を向けられることに繋がってしまうと考えられます。
    ましてテスト前ならば、勉強をしたいのにイヤイヤ参加する生徒もいるでしょう。そういった生徒が、応援に行かなかった生徒に対して攻撃してしまうことは想像に難しくありません。
    あくまで部活動は生徒の自主的な活動であるので、学校側が生徒に有無を言わせず全校応援を推し進めるのは疑問ですね…。

  8. SORA
    2017年11月16日

    4件目の匿名の方
    コメントありがとうございます。
    英語力がなくて申し訳ないです…これからも勉強していきます…
    もしよければ文法的な間違い等あれば、教えていただけると幸いです…
    よろしくお願いします。

    そして、もちろんこの話は事実です。

  9. Nassima
    2018年02月02日

    Sorry to been too late to see this great discussion..it’s really great time to discuss with you on this topic and exchange lots information and know many things about different way of education in different countries..i was really surprised about how Japanese spend whole of their time on work without make little to enjoy this life.. yes the work is necessary and great but wasn’t everything we need to enjoy our life too ..life is short ✌

  10. ShaylaXdzdh
    2018年10月12日

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