センセイって忙しいの?

「センセイって忙しいと思いますか?」と聞かれたら、あなたはなんと答えますか?

学校の先生って、子どもにとっては最も身近な「職業」だと思います。
しかし身近な職業なのにもかかわらず、先生の常識ってあまり知られていないと思います…。
ここでは、先生の実態について紹介していきます。
 
 

ほとんどの先生が「過労死ライン」を超えている…?

忙しいかどうかというのは、個人の感じ方次第という側面があるので、具体的なデータを示します。
この話は2017年の5月頭あたりにTVやネットニュース等でも取り上げられ、話題になりました。
連合総研の調査によると、中学校の先生の8割が過労死ラインを超えて時間外勤務をしていることがわかりました。(出典は こちら)
なお過労死ラインとは、過労が理由で脳や心臓疾患になり過労死するリスクが高まる基準のことです。

何がそこまで忙しくさせているのでしょう。
そもそも先生の仕事は、いったいどんなことがあるのでしょう?

先生の仕事というのは普段の授業はもちろんのこと、
授業の準備、クラスの経営、テスト作りと採点、成績の処理、書類作成やアンケート集計などの事務的な作業、委員会や行事の計画、学校内外の研修、生徒の問題行動の指導や保護者の対応などなど…
パッと思いつくだけでこれだけあります。これだけ山のような仕事があるのに、これらはたいてい、勤務時間が過ぎてから始まります。
なぜなら多くの教員は部活動の顧問として、指導をしなければならない風潮があるからです。

部活動の顧問は基本的に職務ではないのにもかかわらず、そうしなければならない圧力があるのです。

つまり生徒が何か友達関係や進路の悩みで先生に相談しようとしても、そもそも先生自体に余裕が無いのです。

そんな状態で果たして生徒は幸せなのでしょうか…?
 

とはいえ残業代がっぽりなんでしょ?

それだけ先生はたっぷり残業してるんだったら、ヤラしい話、それだけ残業代もたくさん貰っているんでしょ?と考える方もいるかと思います。

でも実は、部活動などでどんなに遅くまで残って仕事をしていても、平日であれば残業代は基本的にゼロ円です。
また土日は本来であれば休みなのですが、多くは部活動の顧問として出勤することになります。土日の手当については自治体によるのですが、およそ4時間以上で1日に3600円程度です。8時間だろうと10時間だろうと3600円です。4時間未満ならこれもゼロ円です。時給はいったいいくらになるのでしょう?

「残業代が支払われず、しかも大半が過労死ラインを超えて働いている。」

これは普通の企業であれば、労働基準法的に一発でアウトです。しかし教員の場合には「給特法」という法律により、これが許されてしまっているのです。

簡単にいうと「教員は4%上乗せして給料を払う代わりに、一切残業は認めない」という法律です。つまり、教員に残業という概念は存在しないのです。
いくら残って仕事をしていても、それは残業ではなく勝手に自主的に残って仕事をしていることにさせられているのです。

一般的には、16:30とか16:45がほとんどの学校での教員の退勤時間です。

さて、ぜひ近所の中学校を通るときに気にして見て下さい。夜になっても、今日も普通に職員室に電気がついていることと思います。

繰り返しますが、あれは残業ではありません。自主的に残っている(ことにさせられている)のです。

 

「忙しいのが嫌なら先生辞めたら?」

Yahoo!ニュースなどにこのような教員の過剰労働の記事が取り上げられると、「忙しいのが嫌なら教員を辞めてしまえ」といったコメントを目にすることがあります。(全体の中では、ごく一部の意見だとは思うのですが)

仮にこの先生が教員を辞めたところで、その負担がまた別の先生に移るだけです。
私が思うに、変わるべきはその先生ではなく、そのシステムの方だと思います。
 

先生に余裕が無いことで、最終的に苦しむのは生徒です。自分自身に余裕のないような先生ばかりの環境で、生徒は先生を頼れるのでしょうか…?
 
 
先生の負担を減らし、生徒に割く時間を確保することで、はじめて「教育」が生まれるのではないでしょうか。
 
 
 

P.S. 何か足りないことがあればコメントで付け加えて頂いたり、もしくは先生方等に何か質問があればコメント頂けたら嬉しく思います。

SORA Written by:


11 Comments

  1. 匿名
    2017年08月10日

    システム変えるには教師たち自らが率先して国や自治体に交渉しなきゃでしょ。こうゆう時は労働組合だと思うけど日教組はなんか機能してるのかな?悪い噂しか聞かないんだけど。

  2. 匿名
    2017年08月10日

    近い内に、文科省は長期休業(特に夏休み) お短縮に出るんじゃない?
    これで色々解決。

  3. オギノヴィッチ
    2017年08月10日

    TVのニュースやネット記事で最近この手の問題が取り上げられてたから関心があります。たしかに、その労働環境は酷ですね汗

  4. 匿名
    2017年08月10日

    給料を増やすというより、教員ひとりひとりの負担を減らすべきですね
    教員の雇用を増やすといいのかな〜

  5. 鈴見咲君高
    2017年08月11日

    基本情報として、Wikipediaの過労死ラインの記事。
    https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%81%8E%E5%8A%B4%E6%AD%BB%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B3

    ①一ヶ月の残業100時間=週休二日の本来8時間労働に加え、毎日残業4時間
    ②または二ヶ月以上の残業各月80時間=同毎日残業3時間。

    文字にしてみると改めて凄まじさがわかりますな…部活動顧問がなかったとしても十分むちゃくちゃな状況のようですし。①は4%どころか単純計算だけで50%増しや。

  6. 匿名
    2017年08月17日

    上に書かれていましたが、組合は全く期待できません。
    組合の会報(日教組とは別の団体です。)では、頑張って県や国と交渉してますとか書いているけれど何も変わっていませんでした。
    だから、今こうして部活動や教師の過労が取り上げられていることが驚きです。
    組合は何をしてるんだと・・・。

  7. Hussein ammar
    2017年09月29日

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    success

  8. mad
    2017年09月29日

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  9. SORA
    2017年10月02日

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  10. SORA
    2017年10月02日

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    2017年10月31日

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